なぜ日本ではトランザクションスクリプトなのか?
正月に『数学史入門』を読みながら、ふと思ったことを書いてみる。
この本の中で、古代中国と古代ギリシャの数学について思想の観点からまとめています。中国数学の思想的特性としては具体的・実践的、西欧数学の思想的特性としては抽象的・演繹的と表現し違いをまとめていました。
私は知らなかったのですが、聞いたところでは、このような見方は一般的にされているようですね。本には東洋医学、西洋医学にも見られるとありました。
そう考えると、欧米ではドメインモデルが熱く、日本ではトランザクションスクリプトがもてはやされているというのには、腑に落ちた感じがしました。
ドメインモデルによる開発≒抽象的・演繹的を価値観においている?
トランザクションスクリプトによる開発≒具体的・実践的を価値観においている?
多分、これってシステム開発のいろいろなところに現れているのかもね。
欧米、日本の状況は下記にまとめられています。