ワイガヤ?

プレジデントって雑誌にキヤノンの会議「ワイガヤ」がのっていました。キヤノンの設計の人たちが行っている会議だそうです。トヨタ式の製品の製造部分と違い設計のチームが行っている会議ってことでちょっと見入ってしまいました。
模造紙と付箋紙を使って、担当別にグループ化して行うのだそうです。グループのリーダーは目標をあらかじめ表明してから開始されます。これによりメンバーは明確な目標に到達するために自覚を持って会議に参加できます。そこであがった課題は付箋紙にかかれ、それを模造紙に張っていきます。課題が多いかでそのメンバーの状況が分かり、場合によってはほかのメンバーが川って行うなどして対処しているようです。この場合リーダが割り当てるのかもしれないが、課題が多いメンバー、割り当てられるメンバーがいるから互いが納得して行われるのでしょうね・・・。
気になったのが、これが1グループで行うのではなく、複数グループで行うって事。たしかに1グループだと芳しくないとだんだん雰囲気が悪くなると思うけど、複数だとほかのグループに触発される。そこに部長とかが見ていればそれがそのまま報告会議になって、全体が把握できるし、グループのモチベーションもあがります。大きな部屋は必要ですが、現状が分かるし、隠れている問題も分かるし、グループ同士も交流が出来るし非常に効果的なんだろうなって思った。へたな会社の全体会議で上から物を言ってるよりも、よっぽど効果的だと思うなーこれ。
しかも、これってSIの業界でも大きなプロジェクトでは適用できるんじゃないかな?たしかにはてなのようなミーティング形式って理想だけど、大きなプロジェクトではなかなかやりにくいしね。これならいろいろな人とのコミュニケーションも図れるし。
模造紙ですべての課題がみえるってだけじゃなく、それ以上の価値も生み出しているのかなって思いました。